どうも 歯に詳しい人 おるたです。
このブログでは、大学受験で2浪し現在歯科国試浪人もしている僕が、
国試浪人10ヶ月の間に思ったことや日記などを備忘録も兼ねて書いています。
今回は、先日YouTubeの動画を全て非公開にした経緯について書きます。
このブログから入って事情を知らない方からすればなんのこっちゃな話ですが、
実は先日、国試浪人についてのあれこれや、大学受験の失敗談などを語っていたyoutubeチャンネルの動画を全て消しました。
理由は、親がそのチャンネルを発見して視聴したからです。
親が歯科関連のことをyoutubeで調べていたところ、関連動画のサムネに我が家のワンコが写っているものがあり、
「へ〜このワンちゃんうちの子によう似てるな〜」と思って動画を見たら、本当にうちの子だったというオチ。
動画の中には我が家の家庭事情を赤裸々に語っているものもあり、母が大激怒。
「うちの家族の中だけで話すんはええけどそんなもん全世界に配信してどないするつもりや!!」
全くもってその通りで、
僕自身、国試の採点をして最悪な状況下で始めたyoutubeであったため、
失うものもなく、自分のことしか考えず周りの人間に与える影響まで配慮が至っていなかったなと痛感。
こういうところが必修落ちに繋がってるねんなー。
国試の点数が普通に合格ラインで取れていて素面の状態であれば、おそらくは話せていないような内容も多かったように思います。
それだけ訳わからんくなるような衝撃だったんだなと再認識。
もう少しマイルドな内容での配信をしておけばよかったなとも思いました。
僕はどれだけ恥をかいても呑気にいられるけど母はそういう訳にもいかず、
そして息子の恥は母の恥であるため僕も恥を公開してはいけないという。
母さんごめんよ。
恥は思い切って晒した方が案外生きやすいのに、今の僕は生きづらい状況になったもんだなーと思います。
今回の一件でふと考えました。
「一体いつから自分は恥をネタにするようになったのか」
昔は母の厳しい教育により、失敗=恥の感覚で育ちました。
だからできるだけ失敗しないようにしようとしたし、特に小学生の頃なんて危なっかしい遊びすら全くしなかった。
それがどこかのタイミングで、おそらくは大学で実家を出たことをきっかけにして、
失敗=ネタ=誰かを勇気付けるコンテンツ
という認識に変わっていきました。
色んなyoutuberが失敗談を「好きなことで生きる」と題して話し成功までの道のりの動画にしていたり、
テレビでは『しくじり先生』企画など、過去の失敗談をコンテンツとした番組が登場して、
そういう発信に影響を受けたことも一因だと思います。
失敗した経験を話すことがコンテンツ化し、いろんな人にウケる。
次第に、
「失敗してもそれをコンテンツにしてしまえば、転んでもそれを有効活用できるしいいや」という思考回路になっていきました。
だから今回も国試に落ちた時、「この状況をyoutubeとして残し、将来の歯学部の後輩たちが見て浪人した時の支えになれば良いや(僕が合格しないと話になりませんが)」と思ったし、
「今後失敗した時にもそれを笑い話にすれば良いや」という思考になっていました。
しかし僕には悪いクセがあり、
もう消してしまった最新の動画『国家試験に落ちた原因と対策・今後の方針など』を見てくださった方は覚えてくれているかもしれませんが、
『安心材料を見つけてはそこにすがって精神的苦痛から逃げる』というポジティブ逃走傾向があります。
そこから考えると、
「失敗してもネタにできる」
というポジティブに逃げて、
「失敗してもいいや」となり、
「絶対に成功するぞ」という気合いが入らないようになっている可能性が今の僕にはあります。(最低)
前にも深層心理について似たような記事をあげましたが、
その状況になっていると非常にまずい。というか最悪。
今回の件で、失敗をコンテンツ化しているyoutubeチャンネルを消すことになったのは大きな転機かもしれません。
少し長い記事になってしまいましたが、
youtubeチャンネルはこの一年冬眠し、来春、無事に歯科医になってから、合格体験記やこの1年間の思い出話などをマイルドに配信していければと思います。
親に迷惑をかけてまでやるものでもないので。
本当はこれから、
『多浪されてから国試に合格して歯科医になられた方にインタビューをし、合格までの道のりを聞く』動画を撮るつもりで、お相手にもアポイントも取らせてもらっていたのに、それが残念です。
きっと僕自身を始め、国試浪人生の方にとても参考になる動画になったと思う。
僕もその方と話してすごく勇気付けられたし。
今回動画だけ撮らせてもらって、来年歯科医になってからあげるのもいいかもしれない。
とりあえず今年、study with me動画だけはあげようかな。
どないしましょ。
to be continued,,,