どうも、歯に詳しい人、おるたです。
このブログでは、大学受験で2浪し現在歯科国試浪人もしている僕が、
国試浪人10ヶ月の間に思ったことや日記などを備忘録も兼ねて書いています。
現役時によく思っていた「受かればいい」という考え方の姿勢について、
浪人した現時点で考え方が180度変わったので、
過去の自分を戒めるためにも今の見解を書きます。
現役の頃はもちろんそれなりに勉強していましたが、
「2000位にまで入れていれば合格するんだったら、2000位で受かることが最もコスパが良くて効率が良い」と考えていて、
勉強してる勢の中ではちゃらんぽらんで大学に遅くまで残って勉強することもなかったし、
ゆるーい感じで勉強して余裕感があった方が良いだろうぐらいの勉強スタイルでした。
模試の順位も幅があり、1500〜1000位前後ぐらいで、油断したら普通に落ちるラインであったにも関わらず、
第3回des模試で今となっては本当にまぐれだと痛感する230位を取ったのが運の尽きで、
当時はこれが実力であると完全に油断してしまい、
「ここから勉強しなかったら知識が一体どれくらいの速度で抜けていくのか」という想像をせず、
年末年始をのほほんと過ごしてしまいました。
おそらくその頃は、切羽詰まっている勢と比べれば勉強量は10分の1くらいになっていたのではないかと思います。
これは今思い返すと、「受かれば良いや」という姿勢でいたことが全ての元凶にあったのだと分かります。
受かれば良いという発想になった瞬間に自然と焦点になる順位は合否ラインである2000位前後になっていき、
視線が下がるので向上心も下がりやる気も出なくなって勉強しないという負のスパイラルに入ってしまっていました。
もちろんこれは、1500位よりも上ぐらいの、このまま普通に頑張れば受かるラインの順位の人にとって、
「受かればいい」は危険な思想であるということであり、
逆に2500位前後の人にとっては、2000位に滑り込むことの意味するところは「どんな形でもいいからとにかく受かりたい」というポジティブな感情で視線が高くなるので良い考え方になります。
この層の人ならば、「とりあえず卒業できたらいいよね」というのが視座の下がった危険な思想ということになると思います。
とにかく、今の自分の実力よりも下に目を向けるということが、
その人のモチベーションを下げて努力のクオリティを下げる危険な行為なのではないかということがお伝えしたかったのです。
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普通に考えたら当たり前のはずのことなんですけどね笑
ちなみに仲の良い優秀な友達(全国順位100位前後)は当時、
「一問間違えたってことは患者に一回間違えた治療をするってことだからそう考えるとたとえ問題でも間違えるのが怖い」
と言っていて、
その時の僕はそのことを全く深く考えず、
「教習所のペーパーで満点の人が免許取った後路上で無事故無違反ってわけじゃないしそこは関係ないと思うけど」
などと思いながら、「そんだけ知識あって国試に受かること確定してるのに小心者だなぁ」などとアホなことを考えていました。
しかし今では全く考え方が変わりました。
一問間違えた=患者に臨床の手技として治療をミスする。とまでは思いませんが、
一問間違える程度の知識量=患者の問診で誤診する。ことにはつながりそうですし(誤診はいくら勉強したからと言ってなくなるものでもないかもしれませんが)
「一問間違えることを重く捉えていない」というその根性が真の医療人の資質として欠けているのではないかと考えるようになりました。
その友達は、充分な成績をとっているのに心配性の小心者だったのではなく、
医療従事者としての意識が誰よりも高かったからこそ充分な成績を修めており優秀だったということに一年遅れで気づ貸されました。