どうも、歯に詳しい人、おるたです。
このブログでは、大学受験で2浪し現在歯科国試浪人もしている僕が、
国試浪人10ヶ月の間に思ったことや日記などを備忘録も兼ねて書いています。
今日は、
「なんでこの人が受かって僕が落ちたんや。」
と心の底から思った、僕が6年生の時一緒に過ごした、6年で合流してきた留年生ついて書きます。
彼を仮にT君とします。
T君は毎日ボロボロのスウェットにくたびれたシャツみたいな格好で大学に来る中肉中背の男性で、
ファッションには気を使いませんが、明るく楽観的で愛想が良く、男友達から人気があるタイプでした。
講義中は寝ていることが多く、
教授からも「君は本当によく寝るね(留年してるのに)」と講義中嫌味っぽく言われていたのが印象に残っているほどの睡眠っぷりでした。
講義に対してもあまりやる気は出さず、毎晩居酒屋で飲んでいる。
そんな典型的な”大学生”な人でした。
T君が卒業試験が乗り越えて卒業が確定した際、
国試の受験票が配られた時も
「これで俺の今年の目標は達成した、去年はこれ貰えへんかったからな、へへへ笑」
と、今年はとりあえず卒業することが目標みたいな口調で喋っていて、
国試直前期の現役生たちが少しピリッとするみたいなこともありました。
とかなんとか言いながら、国試前日にはまじモードになっているのかと思えば、
国試前日のTのインスタのストーリーには『国試落ちまーす笑』の趣旨の投稿があり、
また、彼のところに先に研修医1年目を迎えている彼の元同期たちがねぎらいに集まっていて、みんなでワイワイしているストーリーも上がっていました。
そうして迎えた国試当日、流石に緊張して真剣な表情になっているかと思えば、
第115回歯科医師国家試験の看板の隣で自撮り撮って、『記念受験』という字とともに投稿。
同じ受験会場だったのですが、緊張している僕たちを尻目にいつも通りのスエット上下にノンプレッシャーな感じでTは気楽に受けていて、
試験中も悠々とお手洗いに立ち上がり、ゆっくりと戻ってきて悠々と受けているのが印象的でした。
そして結果、合格。
今は研修医一年目として過ごされています。
いや、なんでお前が受かって、俺が落ちてんねんっ!!!
この世に神様は、おらんのかぁ!!!
もちろんT君は裏で真面目に勉強していたに違いないのですが、
目に見えるところしか見ていなかった僕にはそう思えたという、そんな話でした。
ノンストレスで受ける大事さも感じました。
では。